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執筆者の写真Masato Sakuma

【振り返り】NHK2018(メカ班)について

岡山大学ロボット研究会3回生の作間です.

ほぼ3週連続で続いているNHKロボコンの振り返り記事.

遂に僕の番がやって来てしまいました…


さて,僕はメカ班に所属しており,NHK2018プロジェクトではキャリーイングロボットと各ラックの設計を担当しました.そこで,NHK2018プロジェクトに関して,メカ班全体の活動と,自身の活動について振り返ってみようと思います.


まず,全体の活動についてです.

何よりも大会を通してメカ的なトラブルが発生しなかったことは良かったと思います.

整備ルーチンを作成し,それを徹底したことが良かったのだと思います.

設計面でも強度に余裕を持たせたり,単純な機構を採用するできる限り整備しやすいよう工夫しました.

また,キャリーイングロボット,スローイングロボットともにプロジェクトを通してプロトタイプ機と本番機の2台ずつロボットを設計・製作することでより競技に最適な機体に仕上げることが出来ました.


自身の設計に関しても,機構をできるだけ簡単にしようと努めました.例えば,シャトル受け渡し機構にはラック&ピニオン,ラック取り出し機構にはエアシリンダーなどのように直動の機構を積極的に採用しました.直動にすることで,リンク機構やパンタグラフ機構に比べてパーツ数を減らすことができます.パーツ数を減らすことで,整備の手間を省くことが出来たと思います.


一方で課題も見つかりました.

特に,他の大学との技術的な差があることを痛感しました.

例えば,3Dプリンタを用いたパーツの作成です.僕たちは今まで3Dプリンタでパーツを作成したことがありませんでした.大会中,3Dプリンタについて色々貴重なお話を聞くことができました.今後は3Dプリンタのような新しい加工にも挑戦していきたいと思います.


今回のNHKロボコンはチームにとって非常に実りのある経験になったと思います.

この経験を胸に今後,更に前進することが出来るよう精進していきたいと思います.


最後に,機体の製作などに快く協力してくださった先輩や後輩へこの場を借りて感謝申し上げます.


ありがとうございました

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